東福岡の2連覇は盤石か。
Jリーグ内定者が語る高校選手権への想い

  • スポルティーバ●文 text by Sportiva


守備だけでなく攻撃能力も高い、鹿島アントラーズ内定の小田守備だけでなく攻撃能力も高い、鹿島アントラーズ内定の小田 高江、藤川を中心とした強力な攻撃陣に目が行きがちだが、東福岡の予選での失点はわずか「1」。強固な守備陣を支えるのは、鹿島アントラーズ入りが決まっている小田だ。173センチと小柄ながら抜群の跳躍力を持ち、キャプテンでセンターバックを務める児玉慎太郎と共に体を張った守備でゴールマウスを死守した。

 DFとして予選を1失点で終えたことは誇っていい結果だが、小田はそれでも、「準決勝の失点はセットプレーからだったので、そこを強化したい。インターハイでも、CKが直接入る不運はあったけど、やはりセットプレーで決勝点を取られた。本戦に向けてそういう苦手意識は少しでもなくしておきたい」と気を引き締める。

 また、小田は左サイドバックとして積極的に攻撃にも参加し、得点能力も高い。サイド攻撃を得意とする東福岡の「生命戦」ともいえるポジションで、2年生から存在感を放つ活躍が鹿島首脳陣の目に留まった。

「鹿島に内定して注目度は上がると思うんですが、浮かれずに、地に足をつけてやっていきたいと思います。個人の目標は優秀選手、チームの目標はもちろん選手権連覇です。去年いなかった部員たちも一緒に、300人全員で日本一の景色をもう一度見たいです」

 東福岡の初戦は、年明け1月2日の東邦戦。2年連続の頂点に向け、「赤い彗星」がどんなチームに仕上がっているのか、今から楽しみだ。

(写真提供:ニューバランスジャパン)

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