高校サッカー埼玉の古豪・武南が10年ぶりの選手権へ新鋭・昌平に挑む (4ページ目)

  • スポルティーバ●文 text by Sportiva

 7月に行なわれたU-18リーグの試合では2-0で武南が勝っているものの、選手権予選の優勝候補には昌平を推す声が多い。しかし、そんな周囲の評価に対しても、主将の柳田は冷静だ。

「インターハイを制したのは昌平ですし、僕たちはチャレンジャーの立場。高校最後の選手権で絶対優勝したいという気持ちは強いですが、1戦1戦を大事に戦っていきたいと思います」

「大山監督と一緒に全国へ」という強い想いも選手の背中を押す。大山監督はチームの将来を見据え、今年から内野慎一郎コーチに指導の大半を任せている。監督の勇退を前に「武南健在」を証明するため、選手たちは大きな壁に成長した昌平に挑む。

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