「ハイレベル」な残留争い。
J2最下位の
ギラヴァンツは生き残れるか

  • 浅田真樹●文 text by Asada Masaki
  • photo by Tamura Sho/AFLO SPORT

「変わったことはできないし、今までやってきたことを、精度を高めてやり続けていくしかない。負けないチームにはなってきているので、あとは勝てるチームになれれば」

 幸いなことに北九州には、18位の山形、19位の讃岐、20位の岐阜との直接対決が残っている。風間が「これから順位が近い相手とやるので、そこで勝って順位を上げたい」と話すように、降格圏から脱出できる可能性は十分にある。

 焦って勝ち点を欲張るよりも、取れる勝ち点を確実に積み重ねたうえで、今まで1点差負けだった試合を引き分けに、引き分けだった試合を勝ちに、1試合でも多く持ち込めれば、自ずと道は開けるはずだ。

 J2の残留争いは、まだまだ予断を許さない。最下位・北九州にも、もちろん光は差している。

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