セカンドステージ無敗。「絶好調」サガン鳥栖に何が起きたのか (4ページ目)
しかし、セカンドステージの鎌田は積極的に前線に出てボールを呼び込み、得点機を作っている。ボールを呼び込む動きと、ボールを入れる動きのタイミングが合ってきた。鹿島戦の決勝点も、鎌田が果敢にゴール前へ飛び出して逆サイドからのクロスを呼び込み、ヘディングで合わせたシュートの跳ね返りを、豊田が押し込んだものだった。
クラブ本来の粘り強さとイタリア人の戦術的鍛錬がシンクロし、攻守の両輪が噛み合い始めている。鳥栖は今週末のガンバを皮切りに、川崎フロンターレ、浦和レッズと上位陣との戦いが待つ。3連戦は、今後を占う試金石となるだろう。
「守ることに集中して、いい試合運びができている」
フィッカデンティは自信を見せる。イタリア式が充実しつつあることは間違いない。
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