2016.07.29

福田正博が痛感。フィジカルが弱い
日本代表は、何を磨くべきか

  • 津金一郎●構成 text by Tsugane Ichiro

 日本人が得意としない強いフィジカルが求められるスタイルを追求し、「日本人にはフィジカルが足りない」と嘆いたところで、それはないものねだりになってしまう。一朝一夕には改善できない課題をあげつらうよりも、日本人が得意とする部分がさらに伸びて、勝つために積み上げていけるスタイルを模索するべきではないか。

 ポルトガルやウェールズといった国々は、テクニカルなサッカーだけを追っても、スペインやドイツにはおよばないことを理解していたはずだ。だからこそ、彼らは自分たちの持ち味を最大限生かせる戦い方を考え、勝つためにそれを実行した。同じように、日本代表も自分たちの武器である「俊敏性」や「規律性」がより生きるスタイルを追求するべきだと私は思っている。

 日本代表は9月1日から6カ国によるホーム&アウェーでのW杯アジア最終予選に臨む。本大会出場権獲得はもちろんのこと、2018年W杯ロシア大会に向けて、ハリルホジッチ監督が、約1年におよぶ最終予選の期間に「日本人の特長を生かしたスタイル」を構築してくれることに期待したい。

津金一郎/構成

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