2016.06.26

日本代表の「インテンシティ」を高めるために何をすべきか

  • 津金一郎●構成 text by Tsugane Ichiro

 外国人枠が完全撤廃となれば、日本人選手のプレーする環境が減ると危惧する意見も出るだろう。だが、外国人選手との競争から守られた状態でしか出場機会を得られないのであれば、その価値は言わずもがなである。

 もちろん、若手の出場機会を保護するルール作りは必要だ。しかし、より厳しい環境で競争を勝ち抜いた選手たちがピッチでしのぎを削り、その積み重ねで、日本人選手のクオリティと強さ、そしてインテンシティが、現状よりも一段階も二段階も上がっていくのではないだろうか。

「環境が人を作る」という言葉がある。Jリーグ発足以前、日本にプロサッカーリーグが根付くはずがないという声もあった。それが93年にJリーグが産声を上げると、瞬く間に浸透していった。Jリーグは93年に10クラブで発足したが、現在はJ1・18クラブ、J2・22クラブに加え、J3に16クラブが参加する規模にまで成長している。

 プロリーグという環境ができたこと、また、ワールドカップ(W杯)出場経験のある世界トップクラスの外国人選手と対戦する、またはともにプレーすることによって、日本サッカーのレベルは飛躍的に向上し、夢舞台であったW杯にも5大会連続出場するまでになった。