昨季Jリーグ王者・広島が敗退。なぜ日本勢はACLで苦戦するのか?
それを考えると、現状の日程が続く限り、問題が根本的に解決されることはないだろう。つまりは、今後も日本勢の苦戦は続くということだ。
とはいえ、冷静になって考えてみると、現状を苦戦と表現するのは、少々不遜なことなのかもしれない。
今季ACLの東アジア地区4グループに関して言えば、決勝トーナメントに勝ち上がった8クラブの国別内訳は日本、韓国、中国、オーストラリアがふたつずつ。現在の代表チームの実力を物差しにすれば、日本、韓国、オーストラリアは拮抗しており、そこに大きな力の差はない。その3強に、自国選手の力では劣るものの、豊富な資金力を生かしてワールドクラスの外国人選手を補強する中国が割って入っているという図式になっている。
そう考えれば、「まずまず妥当な結果」とも言えるのではないだろうか。
4 / 4