ハーフナー、小林、本田、岡崎。W杯予選で探す日本代表の新たな攻撃 (2ページ目)

  • 津金一郎●構成 text by Tsugane Ichiro
  • photo by AFLO SPORT

  ハーフナーはザッケローニ監督時代にも何度か日本代表に呼ばれたが、結果を残せなかった。これは、当時の日本代表がパスを回しながら相手を崩して攻撃することを優先し、サイドからのクロスが少なかったことも一因だった。

 しかし、ハリルホジッチ監督の標榜する縦に速いサッカーは、素早く相手陣にボールを運び、クロスを早めに入れるなどしてゴールを狙うスタイル。ハーフナーの武器を生かしやすくなっているだけに、結果を残してもらいたいところだ。

 小林悠の代表入りは、「ようやく」という感じだ。ハリルホジッチ体制になった昨年3月に代表候補になったが、その後はメンバー選出の直前のJリーグで故障を起こして代表入りを逃してきた。それだけに今回にかける思いは本人が一番強く持っているはずだ。

 アフガニスタン戦は本田圭佑(ミラン)がリーグ戦との兼ね合いで欠場し、前線は岡崎、金崎夢生、ハーフナー、小林が起用された。小林は短い出場時間だったが、DFの背後を取る動きや、DFラインの裏への抜け出しを得意とする選手だけに、試合での活躍はもちろん、短い代表活動期間で、他の選手たちとのコンビネーションを高めていってほしい。

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