「まとめ役」松井大輔が語るジュビロ磐田、王者復活への手応え

  • 望月文夫●文・撮影 text&photo by Mochizuki Fumio

 3年ぶりにJ1の舞台へと戻ってきたジュビロ磐田。かつて、一時代を築いた「王者」が再びその力を示すことができるのか――その当時の司令塔だった名波浩氏が今度は指揮官として手腕を振るうこともあって、大きな注目を集めている。

 その磐田はこのオフ、順調な調整ぶりを見せている。1月下旬にスタートした恒例の鹿児島キャンプ期間中には、『スカパー! ニューイヤーカップ(鹿児島ラウンド)』に参戦。J2に降格した清水エスパルスなどと戦って、3戦全勝という成績を収めて優勝した。 

 開幕を1週間後に控えた2月20日には、ヴァンフォーレ甲府と練習試合を実施。J1クラブとは今季初めての対戦となったが、主力組は相手を圧倒して2-0と勝利し、仕上がりのよさを内外にアピールした。

チームの仕上がりには自信を見せる、ジュビロ磐田の松井大輔チームの仕上がりには自信を見せる、ジュビロ磐田の松井大輔 そうした状況にあって、チームの精神的な支柱であるMF松井大輔も、開幕を目前にしたチームの出来には迷わず合格点を与えている。

「鹿児島キャンプの段階から、チームの完成度は高いと思っていた。そのひとつの要因は、昨季から中心選手がほとんど変わっていない点にあると思います。ピッチ上でやりたいことが、(選手間で)しっかりと共有できていますから」

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