レッズ武藤雄樹の正体「ストライカーとしての師匠は、佐藤寿人」 (4ページ目)

  • 飯尾篤史●取材・文 text by Iio Atsushi
  • 佐野美樹●撮影 photo by Sano Miki

1988年11月7日生まれ。神奈川県出身。浦和レッズのFW。武相高→流通経済大→ベガルタ仙台。今季、レッズに移籍してゴールを量産。一躍脚光を浴びる。身長170cm。血液型AB。1988年11月7日生まれ。神奈川県出身。浦和レッズのFW。武相高→流通経済大→ベガルタ仙台。今季、レッズに移籍してゴールを量産。一躍脚光を浴びる。身長170cm。血液型AB。――それにしても、東アジアカップでの2ゴールといい、レッズでの11ゴールといい、今シーズン、得点力が開花した印象があります。感覚としては、新しい自分を発見したという感じですか? それとも、本来の良さを出せている感じでしょうか?

「自分としては、本来持っていたものを出せている感覚が強いですね。僕はもともと裏に抜け出すタイプのFWで、それを評価されてプロになれたと思っていたんですけど、仙台ではサイドハーフとしてプレーすることが多くて、なかなかゴール前で勝負できなかった。それが、レッズではシャドーのところで起用されて、裏への飛び出しやワンタッチゴールといった本来の良さが出せるようになったなって感じています」

――レッズや日本代表でのプレーを見ていると、ペナルティーエリアの中で輝く選手という印象が強いです。

「仙台時代も、『DFとの駆け引きなら、僕は絶対に負けない』って言っていたんです。でも、守備の時間が長かったし、ロングボールを追いかけるシーンも多くて。そこは、目指すサッカーの違いでもあるんですけど、レッズはしっかりパスをつなぐし、ラストパスを出せる選手も多いので、僕が良いポジションを取って、しっかり流し込めれば、点はいくらでも取れるんじゃないかって、相手も対策が取れないんじゃないかって思います」

4 / 5

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る