2015.02.26

遠藤保仁「実は、嫁には本当に感謝しているよ」

  • 佐藤俊●取材・文 text by Sato Shun
  • 牛島寿人●撮影 photo by Ushijima Hisato

 昨季も、代表を含めて試合に出ずっぱりだった遠藤。それでも、コンディションを落とすことなく、むしろシーズンが進むに連れて、プレイの質が上がっていった。年齢を考えれば、ハードスケジュールとなったシーズン終盤は体力的にかなりきつかったはずだが、遠藤からはそうした疲労感は感じられなかった。

「年齢を重ねて、ちょっとパフォーマンスが落ちると、『体力が落ちた』とか言われたりするけど、自分ではそんなことを思ったことがない。そうやって言われても、オレは気にしない。それに、特別なことは何もしていないし。いろいろなことを気にし始めると、面倒でしょ。例えば、睡眠時間は毎日8時間とか決めてしまうと、5時間しか寝られなかったときに『今日は睡眠時間が少ないからダメかも……』って思ったりするからね。(プロならば)睡眠時間が5時間でも8時間でも、たとえ2時間しか寝られなくても、同じプレイができないとダメだよ。

 年齢も、意識はしないね。30代半ばだからといって、筋トレの負荷は落とさないし、監督にお願いして、他の選手よりメニューの質を落としてもらうようなこともない。限界まで、いろいろな部分を伸ばしていきたい。それを続けていかないと、成長しないし、ピッチに立てないからね」

 遠藤がいいパフォーマンスを継続できているのは、プロとしての厳しさを持ちつつ、いい意味でのアバウトさを持っているからでもある。そしてもうひとつ、忘れてはいけないのが、家族のサポートである。