2015.02.26

遠藤保仁「実は、嫁には本当に感謝しているよ」

  • 佐藤俊●取材・文 text by Sato Shun
  • 牛島寿人●撮影 photo by Ushijima Hisato

「オレは、最初から3つ(のタイトルを)狙っていたけど、現実的にはナビスコカップを獲って、『さぁ、次!』という感じだった。その時点で、いちばん難しかったのは(残り3節で首位レッズと勝ち点5差あった)リーグ戦だけど、みんなの調子がよかったし、チームに勢いがあった。今の、このサッカーを続けていれば、優勝できると思っていた。だから、三冠を獲れたのは、奇跡でも何でもない。オレらの力だと思っている」

 このオフの宮崎キャンプでは、昨季のシーズン前とは明らかにチームの雰囲気が違った。王者の風格なのだろうか、チーム全体のムードがどっしりと落ち着いていた。そのうえで、練習中は緊張感が漂い、短時間で内容の濃いトレーニングを集中して消化していた。三冠達成に満足することなく、チームをさらなる高みまで押し上げようとする姿勢が見て取れた。

「(三冠を達成して)やっぱり、ちょっと雰囲気が違うよね。自信がみなぎるというか、意識が高くなった。しかも、相手がガンバをビッグクラブとして、見るようになってきている。そうなると、オレらはもっとやらないといけないと思う。だから、選手は一層努力するし、クラブももっとお客さんを呼ばないといけないと思ってがんばる。(チームとしては)すごくいいサイクルが生まれて来ているよね。

 そうした状況を維持するためにも、オレらは勝ち続けなければいけない。その手応えは十分に感じている。(昨季と比べて)選手の顔ぶれはそんなに変わっていないけど、計算できる選手が20人くらいいれば問題ない。たくさん選手を獲得しても、試合に出られる選手は限られている。信頼できる選手がどれだけいるか、それが重要。量よりも質だよ」