2015.01.10

アジアカップで日本が連覇するための2つのキーポイント

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ポイント1:ベンチも含めた総力戦で勝つ!

 アジアカップで優勝するためには、アギーレ監督が初めて体験する「アジアでの戦い」を克服できるかにかかっている。アジア勢との試合では、日本代表がボールを支配して相手を一方的に押し込む時間が長くなる。アギーレ監督が標榜するショートカウンターが威力は発揮するような試合展開はなかなかないだろう。相手が守りを固めて、ゴール前に時間とスペースがないなかで、日本代表がどうやってゴールをこじ開けるのか。慌てず、焦らず、いろいろな揺さぶりをかけながら得点を奪ってもらいたい。

 ゴールを奪うためのバリエーションという点では、前線のメンバーに問題はない。豊田(陽平・サガン鳥栖)、乾(貴士・フランクフルト)、小林(悠・川崎F)、武藤(嘉紀・FC東京)と、高さ、技術、ドリブル、スピードと、異なる特長を持つ選手を揃えている。個人的には永井(謙佑・名古屋)を選んでもよかったと思うが、相手を押し込む時間が長くなるとスペースがなくなり、永井のスピードを生かせないと判断したのかもしれない。

 4年前の前回大会、オーストラリアとの決勝戦では、途中出場の李(忠成)が決勝ゴールを決めたように、アジアカップは先発11人だけでは勝負は決まらない。総力戦になるため、試合途中で投入される選手には、攻撃にアクセントをつけてゴールを奪う役割を担ってもらいたい。そこがひとつのポイントになるだろう。

 1月31日の決勝戦まで6試合、すべてに勝利してタイトルを勝ち取るには、攻守両面でハードワークするのが大前提だ。そのうえで、ボールを持たない時間、つまり「オフ・ザ・ボールの動き」で何ができるかが重要になる。守備はもちろん、攻撃時もフリーランニングやパスをもらう前の動き出し、味方のためのスペース作りなど、さまざまな部分のクオリティーが求められる。