2014.05.03

西川周作が断言「浦和でタイトルを獲る。それが自分の使命」

  • 浅田真樹●取材・構成 text by Asada Masaki
  • 佐野美樹、山添敏央●撮影 photo by Sano Miki,Yamazoe Toshio

 昨季の浦和はJ1最多の66得点を挙げながら、失点数もまた多く、J1ワースト6位タイの56失点を記録。これは優勝した広島のおよそ倍となる数字だ。終盤戦まで優勝争いに加わりながら、結果的に6位に沈んだ浦和は、失点減が緊急課題。つまり覇権奪回の切り札が、この日本代表GKだったのである。

 しかも、優勝までの道のりを知る西川の経験は、浦和にとって力強い限り。背番号21の新守護神が果たすべき役割は大きい。

――広島でのリーグ連覇の経験から、優勝するためにポイントとなるのはどんなことだと感じていますか。

西川 当然34試合全部を勝ち続けるのは難しい。昨年の広島も3連敗がありましたが、そんなときでもいかにバラバラにならないかが重要です。広島では監督も選手もブレずにやり続けた結果、3連敗の直後に3連勝でき、最終的に優勝することもできました。勝つ試合もあれば、負ける試合もありますが、どんなときでもチームがバラバラにならなければ、絶対に見えてくるものはある。自分たちがやっているサッカーに自信を持ってやり続けることが一番大事だと思っています。

――浦和が優勝できるかどうかの手応えについて、現段階でどう感じていますか。

西川 僕は優勝できると思っていますし、実際にそれをみんなにも言っています。シーズンのスタートはそんなによくなくて、ミシャ自身も自分が浦和の監督になって「一番悪い」と言っていたくらいですが、この2年の浦和は、最初はよくても最後に失速するということが続いている。ならば今年は、スタートは悪いけど、最後には自分たちが一番上にいよう、と。ミシャからは、そういう話もありました。それに、今年はピッチ外での問題があったことで、もう一度初心に戻ることができました。そういうことがあった年は、チーム全体がまとまりやすくなると思っています。

――第2節のサガン鳥栖戦で人種差別的横断幕が掲出され、第4節の清水エスパルス戦で無観客試合の処分を受けました。それら一連の出来事をきっかけに、チーム全員がひとつにまとまったということですか。

西川 はい。選手が犯したことではないとはいえ、みんな自分たちのこととして受け止めていました。見に来てくれるサポーターをもっと増やしたいし、僕らはここから這い上がっていくしかない。サポーターの方たちも後押ししてくれているので、自分たちはとにかく結果で応えたいです。