2014.04.30

川崎Fが「いいチーム」で終わらないための必須条件

  • photo by Yusuke Nakanishi/AFLO SPORT

 実際、風間監督が手掛けてきた成熟したサッカーを、選手たちは今、気持ちよくやっている。その象徴とも言えるのが、MF大島やMF森谷賢太郎で、彼らが生き生きとプレイしているうちは、勝ち点を積み上げていけるだろう。加えて、FWのレナト、小林悠、そして大久保嘉人とフィニッシャーがたくさんいる。どこからでも点が取れる雰囲気があるのは心強い。

 優勝するためのキーマンを挙げるとすれば、大島。これからは対戦相手や状況に応じて、憲剛のポジションが変わったりして、ボランチには稲本潤一とか、山本真希やパウリーニョなどが入ったりするかもしれない。その際に、大島が常に変わらずに今と同じようなパフォーマンスを発揮できるかどうか。前線へのパスで、攻撃のスイッチを入れられるかどうか、というのがカギになる。

 あと、チームとして肝心なことは、ここ一番のゲームで勝ちを拾うこと。もしくは、負けないこと。昨年連覇したサンフレッチェ広島にしろ、3連覇(2007年~2009年)を飾った鹿島アントラーズにしろ、優勝するクラブというのは、それができていた。

 これまでのフロンターレは、そういうサッカーができていなかった。夏以降、残り10試合を切ってから、ここ一番で負けないで、しぶとく勝ちを拾っていくサッカーができるかどうか。クラブの悲願であるタイトル獲得のためには、それがポイントになると思う。

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