J1の台風の目・神戸に「ブラジル人トリオ」がもたらした強さ (3ページ目)

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki photo by Getty Images

 44歳の若き指揮官の頭にあるのは、結果や順位よりも「内容的に(やろうとしていることが)できているかどうか。進む道が間違っていないかどうか」だと話す。

 神戸は次節、現在2位の鹿島アントラーズと、続く第9節では現在8位ながらJ1屈指の攻撃力を誇るセレッソ大阪と対戦する。安達監督の言う「内容的にできているかどうか」を測るには、絶好の2連戦だ。

 徳島戦の1ゴールでJ1通算のゴール数を139とし、三浦知良(現・横浜FC)と並ぶ歴代2位となった“史上最強の助っ人ストライカー”、マルキーニョスは語る。

「チームはいい状態にあるが、まだ試合はたくさん残っている。次節からビッグクラブとの対戦になるが、今までやってきたことをやり続けるだけ。地に足をつけて戦っていきたい」

 破壊力抜群のブラジル人トリオに引っ張られるように、確実にチームとしての総合力を高めている神戸。試金石となる2位・鹿島との上位対決に、まずは注目である。

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