2014.04.01

苦境の香川真司は、マンUで何をすべきか?

  • 山添敏央●撮影 photo by Yamazoe Toshio

 ただ、それで苛立って平常心を失ってしまうと、ケガをしたりコンディションを悪くして、いい方向には行かない。一番よくないのは、自分自身でリズムを崩していくことだ。試合勘やスタミナは多少影響があるかもしれないが、技術は急激に落ちるわけではない。だからこそ、モチベーションをうまくキープしていくことが重要になる。

 リーグ戦でのマンUはとんでもなく悪い状況で、このままではチャンピオンズリーグの出場権を失う。これはもう、マンUにとって一大事だ。香川自身もストレスが相当たまっていると思う。そういうときは、忍耐強く我慢して、苛立たずに平常心を保ってやっていくべきだろう。「自分をコントロールする」と口で言うのは簡単だが、人間は感情のある生き物だから、なかなかうまくいかない。だからこそ、自分を見失わず、しっかりと目標を置いて残りのシーズンを過ごしてほしい。その目標はもちろん6月のW杯だ。

 香川はW杯出場経験がない。だから、W杯で活躍するというモチベーションを持って、いい状態で臨めるように、自分を見失わないで、焦らないでしっかりとコンディションを整えてほしい。

 実際、チャンピオンズリーグのオリンピアコス戦、先日のアストンビラ戦と、もっとコンディションが悪いかと思っていたが、香川はいいプレーができていると思う。

 試合に出たら、いいパフォーマンスができるように準備をしていく。当たり前のようだが、その繰り返しだ。わずかな時間でもチャンスが来たら自分のプレーができるように、その準備をしていく。それを地道に繰り返していくことが、6月のW杯につながっていくと思う。

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