2013.09.05

ザックジャパンはウルグアイ戦の反省を生かせるか?

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 サッカーは、相手がやってくることに対して、自分たちが対応しなくてはいけないスポーツ。スペイン代表のような世界でもトップクラスの強豪チームでない限り、自分たちがやりたいことだけを貫いて勝てるわけではない。ポゼッション(ボール支配率)で上回っているだけではダメだということは、昨年10月のブラジル戦(0-4で敗戦)でもわかったはずだ。

 W杯アジア予選を勝ち抜いた後、日本は、コンフェデレーションズカップと先日のウルグアイ戦で強豪相手に、自分たちのサッカーがどこまで通用するかを「試していた」ともいえる。柿谷曜一朗ら新しい選手の起用も含めて、試すことの比重が大きくなっていたと思う。ただ、そこで攻守のバランスが崩れていては、強化にはつながりにくい。

 チャレンジすることや試すことに意識がいきすぎていて、勝利という結果へのこだわりが欠けていたのではないか。ただこれからは、もっとシビアに「勝利するためにどうすべきか」を考えていくべき時期。守備面で約束事を細かく設定して、規律を守ることもできなくてはいけない。

 勝つためにどこまでリスクをかけて、どこまでリスクをかけないか。自分たちのスタイルに拘泥(こうでい)しすぎず、相手との力関係を見て臨機応変に戦い方を変えることも考えるべきだろう。

 いずれにしても、強豪に勝つために、日本はレベルアップしなくてはいけない。その方向性をどうするのか。アジアでは通用していた日本のサッカーが、対戦相手のレベルが数段上がったときに、なかなか通用しなかった。アジアカップや、W杯予選で継続してきた日本代表の戦い方が、強豪相手にどこまで通用するかを実戦で経験した今、従来のスタイルを続けて磨き上げていくのか、あるいは少し変化を加えていくのか。

 今は、結果を残すために、そして、さらに強くなるために、チームを再構築する段階ともいえる。グアテマラ、ガーナとの親善試合でザッケローニ監督が誰を起用して、どのようなチームをつくっていくのか、非常に興味深い。

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