E-1中国戦の日本代表選手を独自採点。0-0のゲームで存在感を示したメンバー、評価を下げたメンバー (2ページ目)

  • 中山 淳●文 text by Nakayama Atsushi
  • 藤田真郷●撮影 photo by Fujita Masato

<出場選手採点>

大迫敬介(GK/サンフレッチェ広島)=6.0点

 韓国戦での先発が予想されたが、広島勢中心のスタメン編成に合わせてこの試合で先発。多くの時間で引いて守った中国が攻めるシーンが少なく、プレー機会がほとんどなかった。

小池龍太(DF/横浜F・マリノス)=5.5点

 攻守にわたってアグレッシブにプレーした印象だったが、パスミスなどプレーの精度が高くなく、存在感を示すには至らなかった。ただし、宮市の特徴を生かす術は理解していた。

中谷進之介(DF/名古屋グランパス)=6.0点

 香港戦は途中出場だったが、この試合ではスタメン出場。相手がほとんど守っていたので守備での見せ場は少なかったが、攻撃の起点になるべく、積極的にパス供給を試みていた。

荒木隼人(DF/サンフレッチェ広島)=5.5点

 念願の代表デビュー戦となったが、日本がほぼ一方的にゲームを支配するなか、前線へのくさびのパスなどフィードの部分で物足りなさを感じさせた。守備面でも見せ場を作れなかった。

佐々木翔(DF/サンフレッチェ広島)=5.0点

 キャプテンマークを巻いて先発したが、自陣ゴール前の攻防が少なく、持ち味の対人の強さを発揮できず。逆に、攻撃面では森島との絡みも少なく、左サイドを停滞させる原因に。

橋本拳人(MF/ウエスカ)=6.0点

 ダブルボランチの一角として安定感を見せ、積極的にゴール前に顔を出して攻撃を活性化させた。しかし、終了間際の好機を含め、放ったシュート3本のうち1本は決めたかった。

野津田岳人(MF/サンフレッチェ広島)=5.5点

 ボランチとして先発し、代表デビューを飾った。橋本と攻守のバランスをとりながらプレーしたが、左サイドの攻撃を活性化させることができず。周囲との絡みも課題として残った。

宮市亮(MF/横浜F・マリノス)=6.0点

 代表4キャップ目にして初先発。試合開始から右サイド攻撃の軸となり、スピードを生かした突破からいくつかのクロスを供給。シュートは1本だったが、前線で存在感を示した。

脇坂泰斗(MF/川崎フロンターレ)=6.0点

 高いモチベーションで試合に臨んでいたことが見て取れた。トップ下というよりも、2列目に下がって受けてからのプレーで見せ場を作り、後半53分には細谷の決定機を演出した。

森島司(MF/サンフレッチェ広島)=5.0点

 慣れない左ウイングでのプレーだったためか、左サイド攻撃を停滞させる要因のひとつになった。前半終了間際のヘディングシュートを決めていれば、評価は大きく変わったはず。

細谷真大(FW/柏レイソル)=5.0点

 相手が5バックで引いて守ったため、背後に飛び出すプレーができず、前線で埋もれてしまった。後半53分の決定的チャンスで痛恨のシュートミス。後半途中でベンチに下がった。

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