森保一監督の采配が最大の見ものとなるE-1選手権。誰を招集すべきか、23人を独断で選考

  • 中山淳●文 text by Nakayama Atsushi
  • 佐野美樹●写真 photo by Sano Miki

 ウイングには、左に東京五輪組の相馬、右には新天地C大阪でも才能を発揮する毎熊、そして主戦場は右WBながらウイングでもプレー可能なスピードスターの広島の藤井を選んだ。藤井は、左でもプレーした経験もあるだけに、相馬と左右入れ替えることも可能だ。

 そしてFWは、鹿島の上田綺世がベルギーに旅立つことになったため、U-21メンバーの鈴木と細谷の若手を抜てきしつつ、これまで森保監督が招集されていない鈴木優磨をセレクト。ベルギーでの実績はもちろん、鹿島復帰後の鈴木のパフォーマンスについては説明の必要がないくらいに目を見張るものがある。選ばれて当然の選手と言えるだろう。

 いずれにしても、E-1最大の注目は、選手起用を含めた森保監督のベンチワークとなる。カタールW杯との関連性が低いため、基本布陣は4-2-3-1が有力視されるが、そのなかで適材適所を見つけ出し、勝つための采配を見せられるかに注目したい。

3 / 3

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る