2002年生まれの選手にとっての日韓W杯。「運命的」「サッカーをするために生まれてきた」 (2ページ目)

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki
  • photo by AFP/AFLO

 リアルタイムで初めて見たワールドカップは2018年大会だと思います。ベルギーに負けた時。

 それより前だと......、セネガルとやったのはいつですか? それも2018年?(笑)

 じゃあ、エクアドルとやった時かな。ん、エクアドル? あ、コロンビアですね。その試合は、たぶん見ていたような気がします。ハメス・ロドリゲスだけはよく覚えていますから。

 コロンビアとやったのが2014年大会ということは、自分は当時12歳。だとしたら、サッカーを見るのはそんなに好きじゃなかったと思います。サッカーをよく見るようになったのは、最近になってからなので。

 たぶん自分もワールドカップに出てみたいっていう気持ちはあったと思いますけど......、その頃はあまり興味がなかったのかな。よく覚えていないです(苦笑)。

 U-17ワールドカップを経験したことで、(ワールドカップ出場に対する)意識が変わったということはありません。

 もちろん、出たい。出たいですけど、ワールドカップに出ることだけが目的ではなくて、世界のトップレベルの選手たちと戦ってみたい。その気持ちのほうが、今はすごく強いです。

吉長真優(ジュビロ磐田/FW)
2002年3月20日生まれ。東京都出身。今季J1リーグ7試合出場0ゴール。ルヴァンカップ6試合出場0ゴール。

 2002年ワールドカップが日本で開かれたことを知ったのは、高校に入ってから。昔のワールドカップの映像をそんなに見たことがなくて、あまり詳しくなかったので。試合のハイライトとかを、ちゃんと見たのは高校の時だったと思います。

 自分の記憶にある一番古い大会は2010年。南アフリカのワールドカップは、自分のなかですごく印象に残っています。本田(圭佑)選手のFKとか、テレビを見ながら応援していた記憶があります。

 昔からワールドカップは夢の大会だったし、そのピッチに立てたらすごいなと思っていましたし、それは(プロになった)今も変わらず、あの舞台に立ちたいなと思います。

 まだまだ足りないものもいっぱいあるので、そこまで(夢の実現に)近づけているなっていう感覚は自分のなかではないんですけど......、それでも、やっぱりあこがれの舞台ではあります。

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