日本代表は外国人監督の招聘を視野に入れないのか。これだけいるフリーの有力候補者たち (3ページ目)

  • 中山淳●文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by L'EQUIPE/AFLO

 そのバルベルデの後任としてバルセロナを率いたキケ・セティエン、かつて日本代表監督の噂もあったビクトル・フェルナンデスも、現在はフリー。日本のファンには馴染みはなくても、実力は一流の指導者が多くいるスペインは、近年の日本との関係性を考えれば、候補者の宝庫と言える。

 元日本代表監督アルベルト・ザッケローニの母国イタリアでは、クラウディオ・チェーザレ・プランデッリ、ワルテル・ゼンガ、マルコ・ジャンパオロといった面々が。オランダであればフランク・デ・ブール、マルク・ファン・ボメル、クラレンス・セードルフ、フィリップ・コクー、ヤープ・スタムといった日本でもお馴染みの監督たちが、現場から遠ざかっている。

 これに南米諸国の監督も含めれば、有力な候補者は星の数ほど存在する。だからこそ、次期監督候補を探す際には「オール・ジャパン」にこだわることなく、広い視野をもってリストアップしてほしいものである。

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