日本代表、2位浮上も森保監督続投に疑問。南野拓実、長友佑都をどう扱うつもりか (3ページ目)

  • 杉山茂樹●文 text by Sugiyama Shigeki
  • photo by KYODO

 長友、南野を森保監督は今後どう扱うつもりなのか。さすがに森保監督を救った三笘のベンチスタートはないと思われるが、ここにきて、森保監督が、なかなか新しいことにトライしない保守的な監督であることが判明している。とにかく判断が遅い。常に後手を踏んでいる印象だ。

 布陣しかり。10月のオーストラリア戦から森保監督は4-3-3を採用しているが、それならばなぜ、これまでの練習試合でもっと試そうとしなかったのか。

 そもそもなぜ4-3-3なのか。そしてその理由をなぜ、自らの口でわかりやすく、メディアを通してファンに伝えようとしないのか。どうして「連係連動」「臨機応変」「柔軟な対応」等々、思いきり抽象的な言葉を用いるのか。

 森保監督の続投は、これらの流れが変わらないことを意味する。それは日本のサッカー界のためにならない。筆者はそう考える。 

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