W杯アジア最終予選の勢力図。日本とライバル国、現状の力関係は? (4ページ目)

  • 杉山茂樹●文 text by Sugiyama Shigeki
  • 佐野美樹●写真 photo by Sano Miki

 日本は先述の通り、2019年アジアカップ準決勝でイランに3-0で完勝している。しかし、もう一度戦えば、どうなるかわからない、それは、完勝劇に必然が感じられない一戦でもあった。

 アジアの中で最も力を伸ばしているのが、その決勝戦で日本が敗れたカタールだ。この優勝も手伝い、2018年8月の時点の98位(アジアでは13位)だったFIFAランクは、42位(5位)へと急上昇。短期間で、世界でも類を見ない長足の進歩を遂げた。

 アジアの底辺のレベルは確実に上がっている。日本が今後とも、アジアの中で揺るぎない立場を維持しようとすれば、伸び率を上昇させる必要性がある。2022年カタールW杯。日本には自らのマックス値を更新してほしいものである。

◆集英社ムック
『Sportiva TOKYO 2020 オリンピック 総集編』好評発売中

発売日:8月23日(予定)
定価:1760円(本体1600円)

【内容】

●Medal獲得数は58個!
日本人メダリストを紹介

●ニッポン野球の底力!
侍ジャパン、歓喜の金

●サッカー U-24日本代表
本気で金メダルを狙った男たち
「史上最強」ゆえの涙

●前代未聞のオリンピックが開幕するまで
険しすぎた道のり

以上のほか、必読の特集が満載。永久保存版の1冊‼

購入はこちらから

‣Amazon
https://www.amazon.co.jp/dp/4081023336

‣セブンネット
https://7net.omni7.jp/detail/1107224540

4 / 4

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る