2021.06.12

サッカー五輪代表「理想の攻撃パターン」が見えた得点シーンを解析!

  • 篠 幸彦●文 text by Shino Yukihiko
  • 西村知己●イラスト illustration by Nishimura Tomoki

◆東京五輪代表メンバーの残り枠は「3」。当落線上ギリギリにいる選手は?>>

Answer
堂安が中のスペースに入り、縦パスを受けた

 吉田を中心に日本が前後左右にボールを動かすことで、ガーナの守備陣形にずれを生じさせたシーンである。

右サイドの堂安が中へ入って吉田からの縦パスを受け、相馬のゴールをアシストした右サイドの堂安が中へ入って吉田からの縦パスを受け、相馬のゴールをアシストした この記事に関連する写真を見る  この少し前に、吉田が左サイドバック(SB)の中山雄太に大きくサイドチェンジし、久保が左サイドへと流れた。中山が吉田にボールを返すと、ガーナの中盤の陣形に大きなずれが生じていた。

 とくに久保がサイドに流れて、ガーナのボランチの1人が動かされたことで、日本の右サイドには大きなスペースが生まれた。そこを逃さなかったのが堂安だ。

 吉田が顔を上げると、堂安が右サイドから中へ入り、パスを呼び込んだ。遠藤と田中碧にガーナ選手2人が引きつけられ、ガラ空きになった前線へのコースに吉田が鋭い縦パスを入れる。

 縦パスに対して飛び出してきたセンターバックを堂安がワンタッチでかわすと、これに連動して左サイドから入ってきた相馬勇紀へパス。ガーナDF陣の間に入って受けた相馬は、余裕を持ってサイドネットへシュートを流しこんだ。

 両SBが幅を取りつつ、中のスペースを2列目のタレントで攻略するのは、日本が狙いたい攻撃パターンである。最終メンバー発表前最後の強化試合となる12日のジャマイカ戦でも良いコンビネーションで得点を奪えるか、期待したい。

◆【動画】国際親善試合 U-24日本vsU-24ガーナ ハイライト
(相馬のゴールシーンは1分40秒〜2分2秒)

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