2021.04.16

東京五輪代表メンバーのオーバーエイジ3枠を考察。候補は5人

  • text by Tsugane Ichiro
  • photo by Fujita Masato

 大迫のバックアップとして考えられるのが、上田綺世(鹿島アントラーズ)、前田大然(横浜F・マリノス)、田川亨介(FC東京)らだ。上田には連係とポジショニングの良さという武器があり、前田はスピードでDFラインの裏を突けるし、サイドでも起用できる。田川は泥臭くてもシュートに持ち込む強さがある。メンバー登録の時点で調子のいい選手が起用されるだろう。

 使いどころが悩ましいのが、3つ目のオーバーエイジ枠だ。順当に考えればセンターバック(CB)に吉田麻也を入れ、攻撃から守備のセンターラインに経験豊富なオーバーエイジを配置する手が考えられる。冨安健洋(ボローニャ)とのCBコンビも日本代表で試合を重ねているので、守備面での不安もない。

 ただ、そうなると右SBが苦しくなる。このポジションには菅原由勢(AZ)、原輝綺(清水)、橋岡大樹(シント=トロイデン)がいるものの、彼らを右SB以外で起用する可能性もあることを考えると、不安も残る。他のポジションで彼らを起用するのなら、そちらのポジションでより適正の高い選手を起用したほうが得策でもある。

 CBはU-24に渡辺剛(FC東京)や町田浩樹(鹿島)、瀬古歩夢(セレッソ大阪)といった人材がいる。まだ吉田麻也には及ばないものの、十分計算はできるため、オーバーエイジに吉田ではなく右SBの酒井宏樹を招集する手もある。

 左SBは攻撃的なポジションからコンバートされた旗手怜央(川崎)がいて、ボランチのできる中山雄太もいる。古賀太陽(柏レイソル)も候補にはなるが、この2人でまわすことになるのではないかと予想する。

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 では、南野はどこで使うのか。DFラインをすべてU-24の選手に任せることにする場合、4−2−3−1のトップ下に南野の起用も可能になる。コンビネーションの面では日本代表で大迫勇也や堂安律、久保建英らと一緒にプレーしてきたので心配はない。ゴール前での圧力という点を考えると、南野を招集する手は十分考えられる。

 こうして考えると、五輪代表メンバーはある程度絞られてくるが、ここに名前の出なかった選手たちにチャンスがないわけではない。