W杯2次予選で日本代表に呼ばれる国内組「オーバー24」は誰か? (4ページ目)

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by Getty Images

 左サイドでは、冒頭のベネズエラ戦で代表デビューした古橋亨梧(神戸/26歳)、代表経験豊富な宇佐美貴史(G大阪/28歳)の招集が有力。それ以外では、浦和で成長中の汰木康也(25歳)、ポリバレントな東慶悟(FC東京/30歳)あたりも招集に値する戦力だ。

 1トップ下で有力視されるのは、C大阪でトップフォームを維持する清武弘嗣(31歳)の代表復帰と、進境著しい柏レイソルの江坂任(28歳)の代表デビューだ。とくに江坂はオルンガとのコンビでさらにプレーの幅を広げた印象で、好不調の波が少ない点が魅力のひとつ。パスセンス、得点感覚も十分で、森保監督のリストに名前があるはずだ。

 そのほかでは、フリーキックという貴重な武器を持ち、ベルギーリーグも経験した横浜FMの天野純(29歳)も招集候補。仮に今回出場すれば、森保ジャパンの初陣となった2018年9月のコスタリカ戦以来、自身2キャップ目となる。

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 1トップは、森保ジャパン経験者の永井謙佑(FC東京/32歳)と小林悠(川崎/33歳)のベテランふたりと、2019年11月に招集されたオナイウ阿道(横浜FM/25歳)が有力候補。また、JFLから各カテゴリーを経験してJ1神戸まで上り詰めた藤本憲明(31歳)も面白い存在で、仮に藤本が代表デビューを飾れば、日本の多くのサッカー選手の希望の星となることは間違いないだろう。

 果たして、森保監督はどのようなA代表メンバーを編成するのか。特別な状況下で行なわれる日本代表戦だけに、いつもとは違った顔ぶれが見たいものである。

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