2020.11.22

「柴崎への依存はよくない」スペインの慧眼が気になる日本代表8人

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
  • 日本サッカー協会●写真 photo by JFA

 メキシコ戦はボランチで先発。遠藤を起点にして日本のプレーが始まっていた。前半は柴崎をうまく生かしていたし、鎌田大地との連係も抜群によかった。鎌田と並び、メキシコ戦のベストプレーヤーと言えるだろう」

〇長友佑都(マルセイユ)

「パナマ戦は、左ウィングバックで先発出場。私は2008年から代表で彼を見てきたが、不動の存在と言えるだろう。しかし今回、久しぶりにプレーを見たが、攻め上がりが早すぎた。タイミングの悪さは試合勘の問題なのか。以前のようなスピードがないのも気になった。その不安が、ポジショニングにも影響したのかもしれない」

〇原口元気(ハノーファー)

「パナマ戦は後半途中に長友と変わって、左ウィングバックで出場。左サイドでの攻め上がりのタイミングが抜群だった。中盤の選手にパスコースを与え、同サイドの久保建英の自由なプレーを促した。スピードもパワーも感じさせ、マン・オブ・ザ・マッチと言える。戦術的に欠かせない選手だ。

 メキシコ戦は左MFとして先発出場。鎌田からのボールを引き出し、高い水準でプレーしていた。また、逆サイドの伊東純也と近づくことで、敵に脅威を与えている。際どいシュートは、GKギジェルモ・オチョアの好セーブに防がれた」

◆「ミケル・エチャリのメキシコ戦レポート」>>

〇久保建英(ビジャレアル)

「パナマ戦はシャドーで先発。後半は原口のサポートを受け、攻撃に多く関われるようになった。ライン間でボールを受けるのがうまく、次のプレーをイメージしたコントロールで、プレースピードの速さを見せた。ドリブルからシュートまで持ち込んだシーンもあったように、単独でも打開できるが、やはりコンビネーションで力を発揮する。決勝点のPKにつながる南野拓実へのパスなど、つなぎ役として仕事をした。

 メキシコ戦は後半途中に交代出場。ひとりでもゴールに迫れる力を見せた。ファウルでしか止められていない。FKも含めて、終盤のチャンスはすべて久保が作り出していた」

〇南野拓実(リバプール)

「パナマ戦は1トップで先発。裏にボールを呼び込もうとし、何度か成功していた。しかし最後のプレーの精度が、いつもよりも低かった。前半は低調だったが、後半に高い位置でチームがボールを回せるようになると、久保、原口との連係から相手を脅かしていた。