2020.10.06

ポスト大迫&長友の問題など課題山積…
日本代表の現状とこれから

  • text by Sportiva
  • photo by Mutsu Kawamori/MUTSUFOTOGRAFIA

杉山 体格の問題もあって、昔から日本の弱点はゴールキーパー、センターバック、センターフォワードの中央ラインだと言われてきました。特にセンターバックは、そこが弱いと試合に即負けるようなところがある。ここの枚数をそろえることが重要で、吉田麻也(サンプドリア)はもう32歳ですから、彼を追い越していく選手が当然ほしくなる。このあたりの競争はJリーグでも見たいですよね。

 冨安は能力の高さに加えて、ユーティリティという意味でも、他の選手より一歩優位に立っており、ディフェンスのどこかでは使われそう。日本を代表するディフェンダーになっていくような気がします。

 頑張っているのが酒井宏樹で、もう30歳だけど、まだやれそうな雰囲気を漂わせている。左サイドは長友佑都(マルセイユ)からの脱皮を図りたいし、候補はいます。たとえば久保を左右どちらかのウィングで使うなら、サイドバックには気が利いた選手が欲しい。久保の個人技だけでなく、サイドバックとのコンビネーションでも崩すことができれば、そのサイドはストロングポイントになります。いまは両サイドバックが優秀なチームがすごく有利ですから。

◆「長友の後釜は誰がいいのか?」はこちら>>

浅田 中盤では柴崎岳(レガネス)頼りのようなところがありましたが、遠藤航(シュツットガルト)が去年の終わりぐらいからよくなってきました。だいぶヨーロッパの水になじんで伸びてきている。

杉山 少なくとも1年前まで、森保監督の中で一番プライオリティーが高かったのは柴崎だけど、現状はどうなのか。3部に落ちるチームで「活躍した」と言われても、説得力がありません。

浅田 単純に遠藤や、今回は入国制限の関係で招集外になりましたが、ロシアに行った橋本拳人(ロストフ)がどの程度やれるのかというほうが、上積みはありそうな気はしますよね。

杉山 たとえば4-2-3-1の2には、守備が得意というより。ある程度パス能力があるいわゆるセンターハーフが求められます。それが3-4-2-1になると、ディフェンシブハーフ的なイメージが強くなるんです。4-2-3-1の2の少なくとも1枚は、もう一段高いエリアで、柴崎や大島僚太(川崎フロンターレ)のような、4-3-3のインサイドハーフもこなせるようなプレーをしてほしいということがあります。