本田、香川、岡崎らがいても3連敗。西川周作が北京五輪での未熟さを語る (6ページ目)

  • 佐藤俊●取材・構成 text by Sato Shun
  • 甲斐啓二郎●撮影 photo by Kai keijiro

 大会を終えて、西川はグループリーグを突破できなかった悔しさが募る一方で、もうひとつ悔いが残ることがあったという。

「五輪の本番前に、アルゼンチン(の五輪代表)と試合をしたんですよ。ただ、親善試合だったので、その時はメッシがいなかった。(相手は)本気じゃなかったんです。

 本番でも、グループリーグを突破すれば(アルゼンチンと)対戦する可能性があったんです。その時は、メッシがいて、アグエロやリケルメらのコンディションもよくて、得点力が半端ない強力なチームだった。そのチームと、五輪の舞台で試合がしたかったなぁ、と」

 そのアルゼンチンは前評判どおり勝ち進んで、2004年アテネ五輪に続いて2大会連続で金メダルを獲得した。

 翻(ひるがえ)って、早々に帰国した西川は、次の目標に向けて決意を新たにしていた。

(つづく)

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