森保監督「二足のわらじ」はもう無理か。W杯予選の新日程で問題山積 (3ページ目)

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by Getty Images


 日本は他の4チームより1試合消化が少ないうえに、現時点で2位キルギスタンと勝ち点5ポイント差をつけている。優位な形で首位に立っているため、たとえ予選以外に親善試合を組めないとしても、もはや2次予選突破は問題ないだろう。

 その後、おそらく12月にアジア最終予選(3次予選)の組み合わせ抽選が行なわれ、6チームによる2グループが決まるはずだ。ちなみに、今回も4.5枠が与えられているアジアでは、最終予選の各グループ上位2チームの計4チームが本大会にストレートインし、3位チーム同士の対決の勝者が大陸間プレーオフに出場することになる。

 来年3月から始まるアジア最終予選では、1チームにつき10試合を戦うことになるが、2021年度のIMDは10試合分しか用意されていない。そこで各チームは、3月、5月末から6月上旬、8月末から9月上旬、10月、そして11月と、5度の代表戦ウィークにそれぞれ2試合ずつをフルに戦い、最終予選の全日程を消化するしかない。

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