底が知れん! 冨安健洋はレベルが上がるほど潜在能力が引き出される (5ページ目)

  • 浅田真樹●文 text by Asada Masaki
  • 佐野美樹●撮影 photo by Sano Miki

 ボローニャ移籍後は右サイドバックを務めることも多いが、軽やかなフットワークにぎこちなさは感じられない。わずか2年ほど前まではJ2でプレーする一若手に過ぎなかった選手が、たちまちヨーロッパのビッグクラブも注目する有望株へと成長したのである。

 あたかも自らのステージがレベルアップすればするほど、潜在能力がどんどんと引き出されるかのようだ。秘めたる力にまだまだ底は見えない。

 1年後に東京五輪が開かれるとき、はたして冨安はどのクラブに所属しているのだろうか。

 それが、過去にチャンピオンズリーグを制したことのあるようなクラブだったとしても、もはや誰も驚くまい。

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