2020.06.14

W杯史上最多ファールは日本? 
Optaがツイートした試合を検証した

  • 浅田真樹●文 text by Asada Masaki
  • photo by Getty Images

 結果的に実力差を見せつけられはしたが、強豪相手によく戦った試合――。悲願のワールドカップ初出場を遂げた歴史的大会の、しかも初戦とあって、記憶に多少のバイアスはかかっているにしても、それが率直な印象だ。

 それにしても、ひとりの選手に対して12回ものファールとは、現在の常識に照らせば、そうは簡単に起こりえない数である。そこで、この試合を当時のビデオ(NHKの中継映像)で見直し、あらためて試合内容を検証してみた。

 オルテガが受けた全ファールは、映像で確認する限り、以下の通りである。

6分:敵陣右サイドで相馬直樹が体を当てる。

7分:敵陣右サイドで相馬が後ろから体を当てる。

15分:ピッチ中央で山口が体を入れてドリブルを止める(Optaのツイートに貼り付けられていた写真はこのシーンだ)。

37分:自陣左サイドで名良橋晃が後ろから体を当てる。

46分:敵陣右サイドで山口が後ろから足をかける。

47分:ハーフウェーライン付近での浮き球の競り合いで山口が体を押さえる。

48分:敵陣右サイド深くで中西が後ろから押し倒す。

68分:敵陣左サイドから中央へのカットインで中西が足をかける。

69分:敵陣左サイドで名良橋が後ろから足をかける。

75分:ハーフウェーライン付近で中西が後ろから押し倒す。

85分:センターサークル内で山口が押し倒す。

87分:敵陣右サイドで中西が足をかける。