遠藤保仁が試合の流れを変える進言。南アW杯デンマーク戦にしびれた

  • 飯尾篤史●取材・文 text by Iio Atsushi
  • photo by AFLO

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サッカー日本代表・心を揺さぶられたベストゲーム
第5回
2010年6月24日 南アフリカ・ワールドカップ@グループステージ第3戦
日本 3−1 デンマーク

 見る者の想いを背負い、世界トップクラスを目指して走りつづけてきたサッカー日本代表。その長い戦いのなかで、歴史を大きく動かした名勝負がある。このシリーズでは、各筆者がそれぞれの時代のベストゲームを紹介していく。

◆ ◆ ◆

ゴールに喜ぶ大久保嘉人、遠藤保仁、本田圭佑ゴールに喜ぶ大久保嘉人、遠藤保仁、本田圭佑 日本代表はこれまでワールドカップに6回出場し、21試合を戦ってきた。

 しかし両者にとって、勝てば次のステージ、負ければ即敗退という"生死"をかけた真剣勝負を制したのは、この一度しかない。

 2010年、南アフリカ・ワールドカップのデンマーク戦。

 グループステージの2試合を終えた時点で、首位は2連勝のオランダ。2位は初戦でカメルーンを下し、2戦目でオランダに敗れた日本。3位のデンマークも1勝1敗だったが、得失点差でわずかに日本が上回っていた。

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