名古屋・相馬勇紀、1対1に絶対の自信。
五輪代表の序列を一気に覆す

  • 飯尾篤史●取材・文 text by Iio Atsushi
  • 六川則夫●撮影 photo by Rokukawa Norio, Sano Miki

相馬 自分がボールを持って仕掛ければ、相手を剥がすことがほぼ確実にできる。それは自信になりましたけど、得点につながらないと、なんの意味もない。

 E-1で韓国と対戦した時もクロスは上げられたんですけど、得点に結びつけられなかった。誰が、どのタイミングで、どこに入るか......。チーム内で合わせる必要もありますけど、単純に僕のキックの質も高めなければいけないなと。

―― ただ、E-1選手権やU-23アジア選手権では右サイド、左サイド関係なく、突破を仕掛けてクロスを上げた。両サイドでできる、という点では自信を深めたのでは?

相馬 そこはあらためて自分の武器だと思いました。基本は左サイドのほうが得意なんですけど、鹿島で点を獲った時のように、右サイドでもカットインから左足でシュートだったり、縦に行って右足のクロスだったり。左右どちらも遜色なくやれる自信が、今はありますね。

 それにE-1でも、U-23アジア選手権でも、試合にけっこう出られたので。試合に出た時の成長率ってかなり高いから、なおさら攻撃の面では自信がつきました。

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