名古屋・相馬勇紀、1対1に絶対の自信。五輪代表の序列を一気に覆す (4ページ目)

  • 飯尾篤史●取材・文 text by Iio Atsushi
  • 六川則夫●撮影 photo by Rokukawa Norio, Sano Miki

相馬 もちろん、技術面にも問題はあったと思いますけど、一番感じたのは、コンディションの問題ですね。大学4年までは週に1回、コンスタントに90分の試合をして、練習でもたくさん走っていたから、身体にキレがあった。特別指定での活躍も、それがベースにあったからだと思うんです。

 でも、去年は試合にコンスタントに出られなかったので、身体をいい状態に保てなかった。それも結局、自分で掴まなければならないんですけど、僕はスピードや駆け引きで勝負するタイプなので、コンディションの大切さをあらためて感じましたね。

―― 今シーズンからはマッシモ・フィッカデンティ監督のもとでプレーします。サガン鳥栖時代や昨シーズンの名古屋のサッカーを見て、どんな印象を持っていますか?

相馬 まず、守備からしっかり入る。前の選手にはハードワークが求められるし、速い攻撃を繰り出すためのクオリティも求められる。だけど、しっかり守るぶん、相手陣内には大きなスペースがあると思うので、やりやすいかなと思っています。

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