柴崎岳さんとプレーしてみたいけど...。森島司は本音を抑え言葉を濁した (3ページ目)

  • 飯尾篤史●取材・文 text by Iio Atsushi
  • (株)サンエス秋田耕二●撮影 photo by Akita Koji, AFLO

 でも、四中工で鍛えられたので、行ってよかったと思います。「守備も攻撃も全部、自分がやらないと」っていう気持ちがあったし、3年の頃はキャプテンだったので、なおさらやらないと......と思っていて。そういう気持ちがあったから、うまくなったのかなと思います。

―― 再び東京五輪の話に戻りますが、さきほど名前の出た柴崎選手がオーバーエイジで出場するのではないか、という話もあります。

森島 一緒にやってみたいですけど、あまり「柴崎さん、柴崎さん」って言いたくないんですよね。

―― どうして?

森島 会ったら気まずいじゃないですか。

―― アハハハ(笑)。

森島 人見知りなんですよ。だから、代表でもあまり友だちがいなくて(苦笑)。(広島でチームメイトの)まっちゃん(松本泰志)も他のチームに仲のいい選手がいるし。藤谷壮(ヴィッセル神戸)くらいですね、めちゃめちゃ仲がいいのは。

―― どういうつながりなんですか?

森島 中学時代のトレセンで初めて会って。出身が三重と愛知なので。当時は年に2、3回会うくらいだったんですけど、代表で一緒になってから仲よくなって。今はオフとかに遊んだり、連絡を取り合ったり。あとは(前田)大然(マリティモ)も。大然は結婚式にも呼んでもらったので、このふたりとはすごく仲がいいです。

―― 前田選手は今、ポルトガルリーグでプレーしていますが、海外でのプレーに興味はないんですか?

森島 今はないですけど......どうなんですかね。そのうち、芽生えたりするんじゃないですか。ただ、今はサンフレで定位置を守りたいし、サンフレのメンバーとやるのが一番楽しい。レベルも高いですし。だから、代表に呼ばれたとして、その間にサンフレでの定位置を失うことになるじゃないかっていう不安もあります。

―― 広島は今シーズン、同世代の選手たちが多く出場しているので、「俺たちが広島を引っ張っていくんだ」という雰囲気になっています?

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