2019.08.28

久保建英ら東京五輪世代が急成長。W杯予選のメンバーはどうなる?

  • text by Tsugane Ichiro
  • photo by Getty Images

 前田大然はポルトガル1部のマリティモへ、中村敬斗はオランダ1部のトゥウェンテ、菅原由勢はオランダ1部のAZへ。マンチェスター・シティに移籍した食野亮太郎も、スコットランドのハーツにレンタル移籍してプレーすることが決まった。

 森保一監督は、選手が所属チームで力をつけることが日本代表の底上げにつながると考えている。そのためAマッチデーで招集可能だからといって闇雲に呼ぶことはしないだろう。しかし、海外移籍した選手個々の各クラブでの状況を鑑みながら、一度は手もとでコンディションをチェックするはずだ。

 東京五輪の代表に入れるのは18選手のみ。W杯なら23名をメンバー登録できる。つまり、GKに3選手を選んでも、20人のフィールドプレイヤーは各ポジションに2選手ずつ連れていける。一方、五輪はGK3選手とオーバーエイジ3枠のほかにメンバー入りできるのは12人。この競争を勝ち抜かなければならない。そんななか、23歳以下の選手がどんどん台頭してきているのが現状だ。

 それでも、オーバーエイジ(OA)枠は使うはずだ。過去の五輪代表では2000年シドニー五輪は楢崎正剛、2004年アテネ五輪は曽ヶ端準のGKをOAで招集した。これはGKが圧倒的に経験値の問われるポジションで、若手GKがクラブでなかなかレギュラーを獲得するケースが少なかったからだ。

 ただ、中村航輔のいた前回リオ五輪や、権田修一のいたロンドン五輪などは、GKでのOA招集はなかった。そして、今回も広島で成長を続ける大迫敬介がいるため、OA枠を使わないことが予想される。そのため、フィールドポジションで手薄なところでOA枠の選手を起用するのではないか。