2019.07.03

スペイン人指導者がウルグアイ戦を賞賛
「三好と岡崎が際立っていた」

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
  • photo by Watanabe Koji

 日本は前線からのプレスが機能していた。バックラインと中盤の間を、岡崎、安部裕葵(鹿島アントラーズ)、中島翔哉(アル・ドゥハイル)、三好が分断。ボランチとセンターバックも連係し、スアレス、カバーニを孤立させている。日本は各ラインで堅固に守ったことによって、攻撃も回している。

 左サイドを安部が持ち込み、クロスに岡崎がヘディングで飛び込んだシーンは、両者の呼吸が合い、非常に質が高かった。日本の選手は、技術と俊敏さを見せた。カウンターを受けてカバーニのクロスをスアレスに叩かれたが、これは川島永嗣(ストラスブール)が守っている。激しい攻防でも日本は後手に回っていない。

 そして、先制したのは日本だった。前半25分、右サイドの三好は相手を左足で動かした後、巧妙に縦へ持ち込み、素早く右足を振る。GKの逆を取って、シュートをニアに叩き込んだ」

 エチャリは先制点の場面を賞賛した。

「まず、柴崎岳(ヘタフェ)が相手の裏を取るように、向きを変えるパスを右サイドへ送っている。ビジョンと技術が光るプレーだった。これによって、三好はアドバンテージを持って、ボールを持ち運ぶことができた。そして同時に、岡崎も中央で駆け引きし、クロスを呼び込む動きをしている。三好の個人技術は抜きん出ていたが、各自の戦術的判断も際立っていた。

 ウルグアイ戦で三好と同様に特筆すべきは、岡崎のプレーだった。

 岡崎は戦術能力が突出して高い。守備のタイミングにも優れ、戻るべきところでは戻って、プレスバックで味方を支援していた。プレッシングの強度も高く、2度までボールを奪い取り、ショートカウンターを発動させている。また、シュートポジションに入るのも速く、うまい。ターンも鋭く、とても集中していた。いつもの彼ならゴールしているパターンを外していたのは残念だったが……」

 エチャリは選手個人について所見を語りながら、試合を細かく分析した。

「日本は前半32分にVAR判定でのPKから同点にされている。その後は、ウルグアイペースになりかけたことで、裏にボールを入れる形でリスクを避け、セカンドボールを拾う形に切り替えた。柴崎はこぼれ球をミドルで狙っている。