久保建英はエクアドル戦で先発濃厚。森保Jは未来を切り開け (3ページ目)

  • 飯尾篤史●取材・文 text by Iio Atsushi
  • photo by AFLO

 会場となるベロ・オリゾンテのミネイロン・スタジアムは2013年6月のコンフェデレーションズカップにおけるメキシコ戦の会場だった。

 当時のザックジャパンはブラジル戦に0-3、イタリアには3-4と連敗。メキシコとの第3戦にも1-2と敗れ、3戦全敗に終わった。

 もっとも、2戦目と3戦目で連続ゴールを決めた岡崎は、この活躍が認められ、シュツットガルトからマインツへの移籍を果たした。

「チームとしては散々な結果でしたけど、自分にとってはマインツに移籍するきっかけとなった大会。若い選手たちも、みんながそう(きっかけにしたい)思っているはずなので、ひとつでも多く勝って次のステージに進みたい」

 1年2カ月後に迫った東京五輪本番に向け、チームが大きく成長するとともに、野心に満ち溢れる若き選手たちにとっても、今後のキャリアの分岐点となりうる大会――。コパ・アメリカはそれだけの注目を集め、レベルを備えた大会である。未来を切り開くためにも、ここで負けるわけにはいかない。

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