岩渕真奈が一撃に込めた想い。
なでしこはD組1位突破を狙う

  • 早草紀子●取材・文・写真 text&photo by Hayakusa Noriko

 その後も、菅澤優衣香(浦和レッズレディース)が、自らの突破で掴んだPKを決めて追加点。守備に大奮闘していた市瀬菜々(ベガルタ仙台レディース)の痛恨のミスから1点を失うが、そこは肩を落とす市瀬に選手たちが代わる代わる声をかけながら、全員で最後まで守り切った。

 そのあとに行なわれたイングランドvsアルゼンチンは、アルゼンチンの守備陣が日本戦と同様に再び健闘。イングランドのPKを阻むなどゴールを死守していたが、一瞬の隙を突いたイングランドが華麗なコンビネーションから得点を挙げ、1-0で勝利をおさめた。

 これにより、第2戦を終えてグループDの首位はイングランド。日本は2位につけた。19日(日本時間20日)のグループリーグ最終戦は、最大の難関であるイングランドとの対決となる。3月のシービリーブスカップ(She believesCup)では、完敗(0-3)している相手だが、スコットランド戦のいい流れをそのまま引き継いで、D組1位通過を掴みたい。

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