2019.06.06

なでしこジャパンの勝算は?
女子W杯における知られざるジンクス

  • 宝田雅樹●文&データ
  • text&date by National Football Teams-Results

◆グループC
オーストラリア、イタリア、ブラジル、ジャマイカ

 男子では、前年のバロンドール受賞者がいる国はW杯で優勝できないという「バロンドールの呪い」といった有名なジンクスが存在する。

 実は女子にも、これに相当する「FIFA最優秀選手賞の呪い」というジンクスがある。W杯と五輪の前年にこの賞を受賞した選手がいる国は、過去に一度も優勝したことがない。そして、昨年のFIFA女子最優秀選手は、ブラジルのマルタが受賞。これまでのジンクスどおりであれば、今大会でのブラジルの優勝はない。

【FIFA女子最優秀選手受賞者の翌年の世界大会成績】
2003年W杯=3位(ミア・ハム/アメリカ)
2004年五輪=3位(ビルギット・プリンツ/ドイツ)
2007年W杯=準優勝(マルタ/ブラジル)
2008年五輪=準優勝(マルタ/ブラジル)
2011年W杯=ベスト8(マルタ/ブラジル)
2012年五輪=準優勝(澤穂希/日本)
2015年W杯=4位(ナディネ・ケスラー☆/ドイツ)
2016年五輪=ベスト8(カーリー・ロイド/アメリカ)
※( )内は受賞選手と国名。☆=ナディネ・ケスラー自身は負傷で同大会には出場していない。


◆グループD
イングランド、スコットランド、アルゼンチン、日本

 2度目の優勝が期待されるなでしこジャパン。なんと、主要国際タイトルを初めて獲得した2010年アジア大会以降、出場した4大大会(W杯、五輪、アジアカップ、アジア大会)において、現在8大会連続決勝進出という快挙を継続中。今大会でもこの記録の継続なるか、大いに注目される。

【日本の主要国際大会連続決勝進出記録】
2010年アジア大会=優勝(中国)
2011年W杯=優勝(ドイツ)
2012年五輪=準優勝(イギリス)
2014年アジア杯=優勝(ベトナム)
2014年アジア大会=準優勝(韓国)
2015年W杯=準優勝(カナダ)
2018年アジア杯=優勝(ヨルダン)
2018年アジア大会=優勝(インドネシア)
※( )内は開催国