急成長の東京五輪世代、松本泰志は「ボランチの最終形態」を目指す (4ページ目)

  • 飯尾篤史●取材・文 text by Iio Atsushi
  • (株)サンエス秋田耕二●撮影 photo by Akita Koji, Getty Images

―― 昨年9月26日に行なわれた天皇杯ラウンド16の鹿島アントラーズ戦では、スタメンで起用されました。あの試合でチームとして結果を残せていれば、流れも変わったかもしれません。

松本 そうですね。あそこで結果が出せていれば、連敗中にメンバー変更があったかもしれない。あの試合でいいパフォーマンスができず、監督にリーグ戦でも使ってみようと思わせられなかった自分が悪かったな、と思います。

―― 対面にはレオ・シルバ選手がいました。マッチアップしてどんなことを感じられました?

松本 レオ・シルバは威圧感がすごいんです。プレスに来ていないのに、来ているように感じるんですよ。そう感じさせられたのは、今のところレオ・シルバだけです。トップクラスの選手は、そうした"圧"も備えているんだっていうことを知りました。いい経験でした。

(後編に続く)

【profile】
松本泰志(まつもと・たいし)
1998年8月22日生まれ、埼玉県東松山市出身。昌平高時代は1年時に高校選手権、3年時に高校総体に出場する。2017年、サンフレッチェ広島に入団。同年11月、U-20日本代表メンバーに選ばれる。ポジション=MF。180cm、69kg。

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