2019.03.23

中島翔哉が際立つも、新鮮味が
減少した森保Jは停滞感を打破すべき

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki
  • 佐野美樹●撮影 photo by Sano Miki

 コロンビア戦では、FW大迫勇也(ブレーメン)頼みが著しい1トップで、FW鈴木武蔵(コンサドーレ札幌)、FW鎌田大地(シント・トロイデン)といった新戦力を試すだけでなく、トップ下が定位置だった南野を1トップで起用し、トップ下に香川を入れる、実質”ゼロトップ”とでも言うべき新布陣にもトライしている。

 率直に言えば、新戦力も新布陣もさしたる成果は挙げられなかったが、やってみることは悪いことではないし、理にかなっている。結果的に空振りに終わっても、それを続けていくことに意味がある。

 実際、そうやって選手の入れ替えを繰り返すからこそ、見えてくることもある。

 例えば、攻撃面においては、南野や堂安と比べても、中島が際立った存在になりつつあること。同様に守備面では、吉田やDF昌子源(トゥールーズ)と比べても、DF冨安健洋(シント・トロイデン)が際立った存在になりつつあることだ。

 W杯ロシア大会以前には、ほとんど日本代表と関わりがなかった若い選手が、新チームの立ち上げからわずか半年ほどで、その地位を着々と高めているのである。

代表での存在感を高めている中島翔哉 もちろん、見えてくるのは、いいことばかりではない。