オシムから日本へ愛のムチ。「なぜチームのためにプレーしなかった?」 (3ページ目)

  • ズドラフコ・レイチ●文 text by Zdravko Reic  利根川晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko

 それらすべてが結果に反映された。それまでの試合にはすべて勝利し、いいプレーをしていただけに残念でならない。とくに準決勝のイラン戦などはすばらしかった。

 試合後、誰もがこんな疑問を持っただろう。なぜ日本は決勝に限ってチームとしてプレーしなかったのか?

 今回のチームには多くの新顔がいた。私はなかでも若い堂安律が気に入った。動きもスペースの使い方も非常に巧みだ。

 ただひとつ気に食わなかったのは、ゴール前でのチャンスメイクだ。相手を危険に陥れるための明確なビジョンが感じられなかった。あったのはセットプレーとクロスとヘッドの強さだけだ。今回の失敗を教訓に、今後より成長していくことを期待する。

 今、私はオーストリアのグラーツにいて、容体は安定している。両膝に3回の注射を打ったので、歩くこともでき、おかげでどうにか日本代表に対する私の思いを伝えることができた。かなり厳しいことも言ったが、それもすべて日本を思うがためと、理解してもらいたい。

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