日本とイラン、何が明暗をわけたか。大迫勇也の存在が誤算を生み出す (4ページ目)

  • 杉山茂樹●文 text by Sugiyama Shigeki 佐野美樹●写真 photo by Sano Miki

 長友、酒井の位置取りはまだまだ低い。森保監督は試合後の会見で「アグレッシブ」を強調したが、サイドバックの位置が低いとアグレッシブとは言えない。お尻の重たいサッカーに見える。パスコースも増えない。

 UAE、カタールはともに格下だ。イランにアグレッシブにいけたのは、チャレンジャー精神があったからだ。相手をリスペクトした結果、前向きになれたのだろうが、決勝戦の相手はイランのような実力派ではない。

「絶対に負けられない戦い」の呪縛にハマると危ない。番狂わせを許す可能性が高まる。注目したいポイントである。

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