2019.01.24

宮本恒靖が語る、アジアカップで
優勝するために必要な「2つの条件」

  • 佐藤 俊●取材・文 text by Sato Shun
  • 甲斐啓二郎●撮影 photo by Kai Keijiro


アジアカップを勝ち抜くためのポイントを語る宮本 もちろん、そのうえで試合に出場する選手個々が力を出し切らなければ、アジアカップは勝ち抜けない。はたして、森保ジャパンはどこまでいけるだろうか。

「今のアジアのレベルは以前よりも確実に上がっているし、出場国間のレベル差が少なくなってきている。その一方で、(強豪国となる)オーストラリアにすごいタレントがいるかというと、そうでもない。では、韓国はどうか? と聞かれても、以前ほどの強さは感じない。そこに、日本が劣っているとは思わない。

 今の代表メンバーには、堂安律とか有望な若い選手がいて、お互いに切磋琢磨できる環境にありますし、アジアカップを知る長友佑都や吉田麻也らが彼らを支えて、大会中にいい流れを作ることができれば、結果は残せると思います。勝利にこだわって、アジアでの地位を築いてほしい。それが、その後のW杯予選にも必ずつながっていくので」

 事実、2004年のアジアカップ優勝は、その後に続くドイツW杯予選を戦うチームのベースとなって、結果にもつながった。最終予選では、アウェーのバーレーン戦を制し、無観客試合となったタイでの北朝鮮戦にも快勝。最後のイラン戦を残してW杯出場を決めた。

「(アジアカップで)苦しい大会を勝ち抜いて優勝できた、という成功体験はみんなと共有される。最終予選でも『何があっても乗り切れる』という自信を持って戦えるようになるんです」