2019.01.16

不安材料が残ったオマーン戦。森保Jの攻撃が停滞した原因はひとつだけ

  • 中山淳●文 text by Nakayama Atsushi photo by Sano Miki

 思わぬ苦戦を強いられた初戦のトルクメニスタン戦から中3日。森保ジャパンがグループ2戦目となるオマーンとの一戦に臨み、1-0で勝利を収めた。

 まずはこの勝利によって勝ち点を6に伸ばした日本は、同じく2連勝のウズベキスタンとともにグループステージ突破が決定。現時点での順位は得失点3差により首位ウズベキスタン、2位日本となり、17日の直接対決の結果次第で日本の2位通過か首位通過が決まることになった。

2連勝で決勝トーナメント進出決定も、森保監督の采配に不安も残った どちらの道を進むにせよ、とりあえずは2試合で決勝トーナメント進出を決めたので、優勝を目指す日本にとっては順調な滑り出しと言っていいだろう。

 しかしその結果とは裏腹に、オマーン戦の試合内容を振り返ってみると、手放しでは喜べない。トルクメニスタン戦の修正点は見受けられたものの、新たな問題点がいくつも浮かび上がってきたからだ。

 この試合の日本のスタメンは初戦から2枚のみを変更。コンディションが戻った遠藤航(シント・トロイデン)がボランチに復帰したため、冨安健洋(シント・トロイデン)が本来のセンターバックのポジションに戻って吉田麻也(サウサンプトン)とコンビを組んだほか、負傷の大迫勇也(ブレーメン)に代わって初戦で途中出場していた北川航也(清水エスパルス)がスタメン入りを果たした。

 そこで気になったのが、初戦の選手交代策とこの試合のスタメンとの整合性だ。

 仮にメンバーを固定して決勝までの7試合を戦うとした場合、グループステージ最初の2試合はレギュラー組でスタメンを編成し、2連勝したあとの3試合目でスタメンを大幅に入れ替えるのは常套手段だ。そういう点では、このセレクトも順当かもしれない。

 しかしもしそうだとすれば、森保監督が初戦で交代枠を1枚しか使わなかったことが引っかかる。とくに3-1とリードしたあとに交代枠を使わなかった事実から、2戦目はある程度選手をローテーションさせて臨むことを想起させたからだ。