2018.12.03

森保監督の指揮で得点感覚を取り戻した
岩崎悠人の苦悩。「これも修業」

  • 飯尾篤史●取材・文 text by Iio Atsushi
  • 牛島寿人●撮影 photo by Ushijima Hisato, Sano Miki

―― 大会期間中のターニングポイントというと、スタメンで起用されて、2ゴールを奪った2戦目のパキスタン戦ですか?

岩崎 僕にとってのターニングポイントは、後半から出場した3戦目のベトナム戦ですね。前半、球際で負けていて、押されていたじゃないですか。そうしたなかで(旗手)怜央くん(順天堂大)と一緒に出て、球際でガツガツいけたのがデカかったかなと思います。

―― ハーフタイムに森保さんが雷を落として、その後、岩崎選手が走り回ったり、プレスをかけにいってゲームの流れを引き寄せた。

岩崎 あの試合ではトップ下に入ったんですけど、森保さんからすごく褒められたシーンがあって。たまたま三好(康児)くん(北海道コンサドーレ札幌)と入れ替わって右サイドにいた時に、相手のカウンターを受けたんですけど、僕が戻ってクリアしたんです。京都では攻守にわたって走っているんですけど、それが出たシーン。森保さんからも「ああいうプレーを期待している」と言ってもらえてうれしかったです。

―― 面白いのは、あの大会で4ゴールを奪っているのに、ターニングポインは守備で貢献したゲーム。

岩崎 言われてみるとそうですね(笑)。でも、あの試合以降、ずっとスタメンで使ってもらえたし、ベトナム戦を終えた時、やれるなって感じたんです。それでひとつ自信をつけた試合だったのかなって。

―― 森保監督の指導を受けたのは1月以来だったわけですが、指導方針、指導内容に変化は感じましたか?

岩崎 1月はポジショニングや準備のところをすごく言われて、僕たちも、どこにポジションを取ったらいいか、どうやって攻撃したらいいかをすごく考えていて。アジア大会の時はベースの部分を強調されました。攻守の切り替えとか、球際の部分しか言ってないくらいの感じだったので、戦術的な部分は浸透してきているのかなって。僕はそっちのほうが得意なタイプなので、すごくやりやすかったです。