久保建英ら期待の「俊英」が爆発。U-19日本代表がマジですごい! (2ページ目)

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki
  • 佐藤博之●撮影 photo by Sato Hiroyuki

 というより、むしろ拙い試合運びが、結果的に日本の選手たちの高い能力をより際立たせたと言ってもいい。現在の19歳以下の世代は、タレントがそろった世代として高い評価を受けているが、それが伊達でないことをピッチ上で証明した。

鮮やかなFKを決めるなど、チームの勝利に貢献した久保建英鮮やかなFKを決めるなど、チームの勝利に貢献した久保建英 実際、この試合で日本が奪った5ゴールは、どれもスーパーゴールばかりだった。

 MF伊藤洋輝(ジュビロ磐田)がミドルシュートを、久保が直接FKを、いずれもゴールまで30m近い距離から決めた2、3点目は言うまでもないが、カウンターからドリブルで独走し、無駄のないステップでDFをかわして決めたFW宮代大聖(川崎フロンターレU-18)の4点目にしても、実に鮮やかなゴールだった。

 もちろん、久保がFW斉藤光毅(横浜FCユース)に絶妙なスルーパスを通した1点目、MF安部裕葵(鹿島アントラーズ)がゴール左スミにミドルシュートを叩き込んだ5点目にしても例外ではない。彼らは一様に、難度の高いゴールを易々と決めて見せた。

 終わってみれば、過去6回のこの大会で優勝2回、準優勝1回の難敵から、5ゴールを奪っての圧勝である。

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